効果の上がる企業研究を、効率よく実施する方法広島×女性の就職を応援するお役立ち情報

企業へエントリーする、あるいは面接をする時には、まず、その企業を知っておかなければいけません。

就職活動をしていく上で、「企業研究」の重要性を知らない人はいないと思いますが、やみくもに情報を集めても意味がありません。企業へ投資をするわけではないので、就職活動用の企業研究を効率よく実施することが大切です。

本稿では、就職活動のための企業研究を効率よく実施するためのポイントについて、お伝えしていきます。

いわゆる就活本を読めば、企業研究の目的を色々と書いてありますが、あえて一本に絞るとすると、「企業研究は、熱意の表現」と思います。

 

■就職活動の企業研究の目的は?

こんな人はいないと思いますが、就職面接で、「弊社のどこに興味を持たれましたか?」と問われ、「なんとなく・・・」と返答すると100%落ちるでしょう。

本当にその企業に入りたいのであれば、まずは調べる。

そして、調べたことを、志望動機に織り込んでいく。

企業の本当の姿は、入社してみないとわからないということは、面接担当者は知っています。

知っているうえで、あえて質問するのは、調べたかどうかという熱意を、面接担当者は見ているからです。

 

■何を調べるのか?

〇企業の基本情報をまずチェックしよう

・企業理念:会社(社長)が大切にしている価値観を確認します。

・設立年度:オーナー会社であれば、社長の年代が推測できます。

・本社・事業所の所在地:どの地域をターゲットにしているかを把握します。

・事業内容:取り扱っている商品・提供しているサービスを確認し、自分の経験とのマッチング度を把握します。

・採用情報:求める人材像から、人に関する価値観を把握し、自分との整合性を確認します。

〇企業が置かれている状況についてチェックしよう

 ・業界:業界の動向から、その業界の大まかな課題を把握します。その課題から、その企業の取り組みについて推測してみます。

 ・規模:(取得できる範囲内で)、売上高、営業利益、従業員数を把握し、できれば同業他社と比較してみます。課題が見えれば、その取り組みの違いについて想定してみます。

 ・資本関係:単独資本なのか、グループ会社なのか。特にグループ会社の場合には、社風その他制度は親会社に影響されるため、親会社も企業研究の対象にいれていきます。

 

■どうやって調べるのか?

〇ホームページ

ほとんどの企業はホームページを開設しています。企業の基本情報はホームページからほぼ得られますので、当たり前のことですが、入念にチェックしておきます。

〇商工会議所などの企業年鑑

  地域の商工会議所が会員情報を載せている企業年鑑から、簡単な財務状況を取得することができます。

〇業界地図

  複数の出版社から業界地図を販売しています。地域における業界内の位置づけを把握することができます。

〇インターネット検索

  過去、記事になった情報を収集し、動向を把握します。また、求人募集についても理解できます。

〇日経テレコン

  過去の日経系の記事を検索することができるサービスです。一部の図書館にある場合があります。企業の過去の動向を把握することができます。

〇地元企業を紹介している書籍

地元の出版社が、地元企業を紹介する書籍を出版している場合があります。社長インタビューがある場合が多く、社長の考え方や価値観などを理解しておきます。

 

■最後に

企業に「入社したい。」という熱意を伝えるには、企業研究は欠かせません。ぜひ、面接前には企業研究を実施してください。