【女性求職者向け】自己分析の方法広島×女性の就職を応援するお役立ち情報

そもそも転職活動に自己分析って必要?

転職活動では、履歴書や職務経歴書といった応募書類や面接を通じて、ご自身の強みを企業に伝える必要があります。

自分についてどの程度理解できているか、ご自身の強みをいかせる仕事選びができているかによって、内定がでる・出ない、そして転職が成功する・しないに大きく影響してまいります。

しかし、いざ転職時に自己分析をしようとしてもどのようにすれば良いのか分からない方も多いと思います。そんな方に是非読んでほしく、今回は自己分析の方法についてご紹介します。

転職活動に自己分析が必要な理由

転職に際して自己分析が必要とはよく聞くけれども、いったいなぜ必要なのかについて説明したいと思います。

●内定を勝ち取るための「アピールポイント」を見つけるため

採用において企業側は、仕事への意欲や人間性はもちろんですが、入社後に活かせるスキルや経験、能力があるかという点も重視します。

多くのライバルがいる中で内定を勝ち取るためには、ご応募先企業にとって自分がいかに活躍できる人材であるか、をアピールすることが重要です。そのためにも、まずは自分の強みを知る自己分析は必要なのです。

●本当に自分に合う企業を見つけるため

転職活動をする中で、興味のある業種や職種に絞って企業を探している方もおられますが、ご自身のご希望だけでなく、本当に自分が活躍できる仕事を理解している方は少ないのではないでしょうか。

自己分析をすることで、これまで視野に入れていなかった仕事が本当は自分に向いていると気づく事もあります。
いざ入社してみると自分に合わないかもしれないと後悔しないためにも、事前にしっかりと見極めておくことが大切です。

●本当に転職するべきか、改めて考えるため

具体的に転職を検討する時というのは、いろいろな理由がありながら転職を考えておられるかもしれません。

しかし、実際に動き出す前に今一度考えてみてください。その課題や希望は、今所属する会社では解決しない、叶えられないことなのでしょうか。
転職するとなると、これまでのご自身のキャリアがリセットされ、一もしくはゼロからのスタートとなります。
だからこそ、自己分析をする中で本当に転職するべきなのか、改めて考えてみて頂きたいと思います。十分に考えてその答えが「転職する」のであれば、そこからは転職活動の成功に向けての活動をスタートしましょう。


自己分析の5つのステップ

ここからは、具体的な自己分析の方法を見ていきたいと思います。

◆転職を考えた理由を明確にする

先ずは転職をしようと思ったきっかけを振り返ってみます。きっかけは1つだけでなく複数あるケースの方が多いですので、まずは幅広く考えてみましょう。
また、このとき今の会社への不満やネガティブな理由だけでなく、どんな自分になりたいのか、というポジティブな視点で考えることが大切です。
自分が目指したいキャリアを明確にし、それを実現するためにどんな仕事が良いのか、どんな企業に入るべきなのかについて考えると、ご自身の転職の軸がより明確になるはずです。

◆自分の性格について分析する

これまでの仕事に対する姿勢や考え方について、どのような考えを持ち、どんな行動をとる傾向にあるか、振り返ってみましょう。
どのような時にモチベーションを感じるか。
どんなことに対して苦手意識があるのか。
ロジカルな考えるタイプか、感情的に考えるタイプか。
協調性があるタイプか、1人で仕事を進め自己完結するタイプか。
周囲から頼られるタイプか、周囲を頼るタイプか。
挑戦することが好きなタイプか、慎重派か。
周囲の方からどんな人だといわれることが多いか。   など

◆自分のスキルとキャリアを棚卸ししてみる

これまでの職歴からご自身のキャリアについて振り返ってみましょう。
具体的にどんな仕事に取り組み、どんな実績を残し、どんな失敗体験をしたのか思い出してみます。
実績を残すためにどんな努力をしたのか、失敗体験を経てどんな風に克服したのかなど、具体的に振り返ってみると良いです。
例えば、「大手企業の担当営業を任された」というエピソードであれば、その仕事に挑戦するにあたり具体的にどんな努力をしたのか、例えば「部門間を横断する調整ごとも発生するため、関連部署社員との人間関係構築を強化」などから、論理的表現力やコミュニケーション能力などがアピールになります。

◆プライベートでの興味や関心について振り返る

特に、これまでと異なる業界や職種を目指す方や社会人経験が浅い方については、これまでの職歴の中で発揮してこれなかったスキルや能力が活かせる可能性もあります。
■知識:資産運用、スポーツ、パソコン関連、SNS など
■スキル:英語、その他語学力、PCスキル、簿記、大型自動車免許 など
■経験:起業経験、副業経験、ボランティア経験 など

◆自分の強みを見つけ言語化する

ご自身の関心や傾向について棚卸しをしたら、具体的なエピソードも交えて強みを言語化してみましょう。
・自分の強みや特徴をひとことで言うと?
・それを象徴する具体的なエピソードは?
・そこから得られた学びや成果は?
これらをまとめることで、ご自身の実績や活かせる経験や知識として職務経歴書に記載したり、面接の際に「自己PR」として伝えることができます。

<最後に>

ご紹介した自己分析の方法は、そのまま転職活動に役立てることができます。出来ることや興味が整理されれば、応募先企業で貢献できそうな役割を見つけやすくなりますし、これからやりたい事や興味の整理は志望動機を考える上で大変役に立ちます。
企業とご自身のマッチングミスを防ぐため、そしてご自身の意見に一貫性を持たせるためにも、是非自己分析を行ってみてください。