アフターコロナの旅行はどうなる?いつからが正解?気になる今年の夏計画わたしらしい働き方応援コンテンツ

コロナ前までは、毎年夏休みやお盆休みを利用して海外や国内旅行を計画していた方も多いはず。

そういう私も、長期でのお休みが取りやすい夏季休暇を利用して「今年はどこに行こうか」と春になると行きたい旅先をあれこれ思いめぐらせながらワクワクしていました。

日々仕事で頑張っている自分へのご褒美として、せっかくのお休みを有意義に過ごして沢山思い出を作りたいですよね。

だけども今年は、新型コロナウイルス感染の影響で状況が様変わり。

移動制限は段階的に緩和されてきているとは言え、旅行事情はまだ先行きが不透明な部分もあるし、どこに行けそうか、どこなら安全か、不安や心配を抱えながらの夏旅計画になりそうです。

もちろん海外旅行はまだまだ厳しそうですし、本当の意味での自由な旅行は当面先なのかもしれません。

そんな中ですが、日本政府もコロナ関連の復興支援策として、8月から旅行や観光や飲食店などでの費用が割安となる「Go to キャンペーン」も予定されていますので、いざ旅行ができる時にはスムーズに動けるように、情報収集だけでもしておきたいものです。

なにより夏計画を想像するだけでも楽しい気分になりますよね。

・日本政府の復興支援策「Go to キャンペーン」とは?

まだまだ情報収集前の人も多いはず、先ほども触れました政府が新型コロナウイルスに対する緊急対策として、観光業・飲食業・イベント業・商店街などを対象とした需要喚起策「Go to キャンペーン」について少し触れたいと思います。

 そういう私もこのキャンペーンをきっかけに、夏旅計画を立ててみようかと考えた一人です。

 キャンペーン期間としては、8月上旬~来年の3月中旬を計画している様で、内容としては、旅行業者経由で旅行商品を購入した方を対象に、旅行代金の最大5割(上限1人1泊あたり2万円)を補助するものとなります。

補助額のうち、70%に当たる部分は宿泊や日帰り旅行商品の割引を行い、30%に当たる部分は観光地周辺の登録加盟店(地域産品・飲食店・観光施設など)で幅広く利用できる地域共通クーポンの発行をし、観光地全体の消費を促すことを目的としています。

<旅行代金のイメージ>

(ケース1)1人1泊2万円の宿泊代金の場合

①旅行代金2万円のうち最大50%(1万円)を補助

②補助金(1万円)のうち、70%(7千円)を旅行代金から割引

③補助金(1万円)のうち、30%(3千円)の地域共通クーポンを付与

=旅行代金は1.3万円(2万円-7千円)、3千円の地域共通クーポン付き

対象となる旅行は、宿泊旅行、日帰り旅行共に対象です。

宿泊旅行は、JTBや日本旅行などの旅行代理店、じゃらんや楽天トラベルなどのオンライン予約サイト、直接宿泊施設へ予約する宿泊も対象になります。

また、交通(飛行機・鉄道・バス・高速道路など)と宿泊がセットになった旅行や、修学旅行や社員旅行などの団体旅行など幅広い旅行商品が対象になります。

ただし、個人で手配する交通は対象外です。

日帰り旅行は、旅行代理店や予約サイト経由で予約する、「往復の乗車券等の移動」と「旅行先での食事や観光体験等」のセットプランが対象です。

一例として、往復の交通(飛行機・鉄道・バス・高速道路など)+旅先でのアクティビティ(フルーツ狩り、日帰り温泉券、バイキングなど)がセットになった旅行商品を想定しています。

Go To トラベルの地域共通クーポンは、①紙媒体のクーポン、②電子媒体のクーポンの2種類を想定しています。

地域共通クーポンは、額面1枚1,000円単位で発行し、お釣りは出ない方向で検討しています。旅行者は旅先の対象店(飲食店・土産店・観光施設など)で、紙媒体のクーポンまたはスマートフォンなどでQRコードを表示して、代金の支払いに利用できます。

また、このキャンペーンでは、連泊や利用回数の制限も今のところ設けない方針の様なので、今後の決定要領をちくいちチェックしながらも、夏旅以外に、出張ついでの旅行や、秋旅、年末年始の帰省がてら利用するなど計画してみても良いかも知れません。

・みんなが予定している夏計画は?

「Go to キャンペーン」をきっかけに旅行を検討したいところですが、アフターコロナでは、今までとは異なる「3密」回避の旅行スタイルが注目されているみたいです。

行く方も、迎え入れる方も、これまでとは旅行に対する思いや選び方も変わってきていているのだと思います。

そんな意識の変化に対応する様に、観光地や宿泊先のホテルでも「3密」回避を意識した対策や衛生管理の徹底を重視されていて、より「安全・安心に」過ごす旅が求められています。

そこで、皆さんの旅行意識が今どの様に様変わりしているのか調べてみました。

今回はJMRO(株式会社日本マーケティングリサーチ機構)が2020年5月に実施した世論調査の結果についてご紹介したいと思います。

日々刻々と状況が変化するし、地域によっても意識に対しての温度差がある様に感じますので、7月以降になれば旅行に対する意識も変わるのかなと思いながらも参考にしていただけると幸いです。

まず、「今後夏休みを利用して旅行に行きたいと思いますか?」という問に対しての回答結果は以下の通り。

・行きたい                         33.46%
・どちらでもない                      27.88%
・まだ不安なので行きたくない                38.65%

「行きたい」と考えている人は3割程度なのに対して、ウイルス感染への不安が残っているのを理由に「行きたくない」と答えた人は全体の4割近くに。「どちらでもない」という回答の人は、現状ではどうするかの判断が難しいので、今後の状況を見ながら判断しようとしているのかもしれません。

次に、「夏休みに旅行に行くとしたらどんな場所に行きたいですか?」という質問にたいしては以下の様な回答でした。

・自然の多い観光地                       41.23%
・温泉地                            32.73%
・歓楽街                             7.50%
・海外                             10.27%
・遊園地                             6.12%
・その他                             2.15%

やはりといった結果ですが、新型コロナウイルスの影響からか、例年の夏休みであれば人気を集めている海外や遊園地が低迷しています。あとは、3密が回避しづらい歓楽街も避けたい人が多いようです。その反面、他人との接触を極力抑えれて感染のリスクに配慮できる自然の多い観光地が人気の様です。

そして、「夏休みに旅行に行くとしたらどこの交通機関を多く使いたいですか?」という質問に対しての回答は以下です。

・飛行機                            20.54%
・電車                             22.69%
・車 ※自家用車、レンタカー                    55.69%
・その他                           1.08%

ここからも、公共交通機関を利用する事での他人との接触による感染リスクを抑えたい人が多い事がわかります。

また、余談ですが、観光客を呼び込みたい施設や観光地の方々は、感染予防策をアピールして、より安全に安心して楽しんでもらえる配慮や工夫をされているところも多い様で、某大手の旅行サイトでは、宿泊施設ページに、新型コロナウイルス感染症への対策状況をお知らせする機能を追加したりと、各施設の取り組みが一覧で確認できるので、ぜひ旅選びの参考にしてみたいなと思いました。

アフターコロナより、私含め旅行者の旅行に対する価値観や考え方ががらりと変わり、このところの景気の不透明さから財布の口も堅くなりつつありますが、コストを抑えつつも、「安全」や「安心」に最大限に気を配りながら、やっぱり楽しいことは続けていきたいし、家族や友達との思い出も作りたい。

そういう私の様な考えの方に少しでも参考になれば幸いです。