働く女性が考える時短家事のコト(料理編)わたしらしい働き方応援コンテンツ

働きながら家事をこなすということは、ふたつの仕事を掛け持ちする事と同じで、心身共に負荷がかかりますよね。中でも最大のミッションは、帰宅後直ぐにやってくる『夜ご飯の準備』ではないでしょうか。育児中の女性であれば、ひと息つく間もなく『お腹すいたコール』が待ち受けていますよね。

転職して帰宅時間が遅くなる、育休からの復帰で以前とは生活リズムが変わる、など新生活が始まるにあたり、仕事と家事の両立について考える女性も少なくないのではないでしょうか。

退勤して会社を出た途端、どこで何を買って、家に着いたら何から作って…とソワソワする平日。そんな気分が少しでも軽くなるような、時短アイデアをご紹介したいと思います。

帰宅後鶏肉を一から切って、下味をつけて…という時間をかけたくない、でも事前に調理をしておく作り置きは苦手、という方にお勧めなのが、メイン料理だけ事前に下味をつけて冷凍しておく下味冷凍レシピ。この用意が冷凍庫にあるのと無いのとでは、夕方以降の心の余裕に大きな差が出ることは間違いなし、ですよ。

・事前に火を使うなどの調理の必要ナシ

→作り置きのように炒めたり煮込んだりする手間はナシ。調理道具などの洗い物も出ないのも嬉しいポイント。

・特売日に買い溜めした時も便利に保存

→下味冷凍はアレンジがききやすいので、一つの食材でも味付けを変えて何パターンも作ることができます。

・保存期間も2週間~1ヶ月程度

→調理後の食材の日保ちが3~5日程度の作り置きとは違い、保存期間が長いので慌てて食べる必要がなく気分に合わせて選べます。

・解凍方法も冷蔵庫へ移動するだけで簡単

→大きな塊のまま冷凍しないので、半日~ひと晩冷蔵庫へ入れておくだけでOK。

メインが決まっていれば、あとはご飯を炊いてお味噌汁や付け合わせを用意するのみ。食べたい気分に合わせて味付けをローテーションするのもよいかもしれません。

●鶏肉編(むね肉・もも肉)※鶏肉1枚あたりのレシピです※

・チキンの照り焼き

→厚みが均一になるよう観音開きにしてから全体にフォークで穴を開け、冷凍可能な保存袋に醤油・みりん・酒を大さじ各1、砂糖大さじ1/2を共にいれて揉みこんだらあとは空気を抜いて冷凍するだけ。解凍後はそのままフライパンで焼いて、最後に漬けダレも一緒に煮詰めて照りが出たら完成。

・鶏塩唐揚げ

→皮を取って一口サイズに切ったら、酒・みりん各大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、塩小さじ1/3、ニンニクチューブ少々、を冷凍保存袋に入れて揉み込んだら空気を抜いて冷凍庫へ。解凍後、別の袋に片栗粉を用意して、そこへ汁気を切った鶏肉を入れてまぶし油で揚げるだけ。

●豚肉編

・豚こまの醤油にんにく漬け

→豚こま肉100gあたり醤油・みりん・酒各大さじ1とにんにくチューブ1cm程度を揉み込んで冷凍。解凍後は玉ねぎやキャベツ、にんじんなど野菜と一緒に炒めるのもアレンジの幅が広がっておすすめ。

・豚の生姜焼き

→お好みの豚肉(味が染みやすく解凍しやすいので薄切り肉がおすすめ)300gとスライスした玉ねぎ1/2個と冷凍保存袋に入れて、醤油・みりん・酒各大さじ2と砂糖大さじ1、生姜チューブを2~3cm入れて揉み込み冷凍へ。解凍後は油を引いたフライパンで焼くだけ。

冷凍する時、菜箸などを袋の上から押し付けて区切りをつけておくと、使いたい分だけ簡単に割って解凍できるから便利ですよ。

◇毎日のことだから気負わずにゆるりと始めてみては?

いかがでしたか?

下味冷凍のことは知っていたけど面倒そうでまだ作ったことは無い、と言う方にも興味を持っていただけたら嬉しいです。毎週週末には下味冷凍を作る、とルーティン化するのもよいのかもしれませんし、今週は仕事が忙しいから3食分だけは用意しておこう、など必要に応じて取り入れるなど、負担にならない頻度から始めてみてはいかがでしょうか。夜ご飯の用意にストレスを感じている方は是非一度お試しくださいね。平日の夜、心に少し余裕が出来たら、旦那さんやお子さんに今までよりも優しくできるようになるかも!?